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元クルーズ船スパ勤務セラピストの人生を幸せにするヒント

オーストラリアでセラピスト留学⑥ 署名活動とアドレナリン〜頑張る者は救われる~⑤のつづき

前回の投稿の続きです。

 

通っていたマッサージスクールで、

希望していた国際資格が実施されておらず、

試験開催のための署名運動をおこしました。

 

この頃、私はとにかく必死で、

アドレナリンが常に放出されているような状態だったと思います。

気持ちのアップダウンも激しく大変だったのですが、

嫌がらずに仲良くしてくれたクラスメートに感謝です。

 

さて、その嘆願書を提出して数日後、

あっさりと私の申し入れ拒否の連絡が、学校から来ました。

80名以上の署名が、拒絶されました。

 

そのメールを開いた時の衝撃といったら、、、

驚きすぎて言葉が出ず、絶望を感じました。

もう諦めるしかないのか。

さすがの私も落胆して、気分が落ち込みました。

 

でもそんな時、救世主が現れました。

学校に、キャリア相談員として雇われたイタリア系移民のジュリア。

お父さんの仕事の都合で、子供のころに日本で生活していた親日家。

キャリアのことだけではなく、困ったことがあったら何でも相談してね、

と言ってくれたのです。

 

私は早速、ITECのことを相談しました。

すると彼女が一言。

「次にできることは、appealすることね」

 

Appeal...???

 

アピールってなんだ。。。

その時まで、私は日本語のアピールしか知りませんでした。

正解は、「控訴する」

 

よくよく見ると、学校に提出する送信票フォームにも、

送付理由にAppealをチェックする欄があります。

異議申し立てができたのです。

 

ジュリアの指導のもと、

ITEC開催が記された留学説明会の資料も添付し、

これが通らなかったら第三者委員会に訴えますというような、

脅しのような文言を追加し、再度練り直した嘆願書を提出しました。

 

この時点で、私が卒業するまで残り1ターム。

マッサージの技術面以外での、私の留学の成果が問われる。

そんな気持ちでした。

 

そして結果。。。

 

遂に、学校側が動いてくれました!

希望者にITEC用の追加授業を行い、

試験を開催してくれることが決定しました。

 

本当に良かった。頑張って良かった。

歓喜の瞬間です。

応援してくれていた友人も一緒に喜んでくれ、とても嬉しかったです。

 

でも、私もすっかりオーストラリア流に慣れていたので、

ぬか喜びにならないよう、

実際に試験が実現するまで、免許が手元に届くまで、

気を抜いちゃ絶対ダメ!!

I can't  let my guard down!

自分自身に言い聞かせていました。

 

案の定、追加授業の内容や、

試験日の当日になっての変更等々、、、

日本に帰ってきてから免許の送付受け取りまで、

ありえないことがたくさん起こりました。

 

結局ITECがなくても船には乗れたのかもしれません。

学校と戦うことで、しんどい思いもたくさんしました。

でも、この年齢になって、一度決めたことを

諦めずに貫くことができた自分を誇りに思います。

 

心から願って、正しく行動すれば、

協力してくれる人が現れる。

頑張るものは救われる。

夢が叶う。

 

それが体現できただけでも、留学した価値がありました。

 

 

このコロナの影響で、

留学に行けなくなってしまった人の話を聞くと、

自分のことのように胸が痛みます。

もし私が、船に乗りたいという夢を見つけて、

留学を決めたあの時に、この状況になっていたら、、、

 

もし今、動くことができず、どうしていいかわからない方が

読んでくださってるとしたら、

どうか、くじけないでください。

 

Everything happens for the GOOD reason.

 

辛いことがあったとき、

私が唱えている言葉です。

 

留学も船もひと段落している私に言われても、

説得力がないかもしれません。

実際私も、いろんな励ましの言葉を、

ありがたく受け取れない時期がありました。

 

でも、その言葉を心から、

自分の言葉として呟けるようになったとき、

道は必ず開けます。