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元クルーズ船スパ勤務セラピストの人生を幸せにするヒント

クルーズ船スパで働くために

クルーズ船スパセラピストになるためには、

いくつかの方法と条件があります。

 

私が所属していたのは、

Steiner (現 One Spa World )

という、世界中の主だったクルーズ船で、スパを運営している会社です。

私の契約途中で、株式化され名前が変わりましたが、

スタイナーとしての歴史が長く、働いてる私達も業界の人も、

まだまだスタイナーと呼ぶことが多いです。

 

それぞれの船会社がスタイナーと契約しています。

セラピストは派遣会社から、

それぞれの船へ派遣されるイメージが分かりやすいでしょうか。

なので、船の直雇用のクルーとは勤務条件が違ったりします。

 

同じような会社で、有名なところがもうひとつありますが、

私は噂の範疇でしか知らないので控えます。

 

また、船会社自体がスパを運営している場合もあります。

日本の飛鳥やにっぽん丸もそうだったかと思います。

その際は、それぞれ独自の採用となります。

 

スタイナーは、随時採用面接を行っています。

日本には窓口となる英語教室があり、

日本人セラピストの多くがそちらを通して採用されています。

私は、オーストラリア留学中にHPの申込みページより応募をし、

シドニーで面接を受けました。

 

どちらにしても、英語力は必須です。

面接は、すべて英語で行われます。

受かったら、ロンドンでの研修があります。

用意する書類も、もちろん現地でも英語です。

 

そして、船の公用語は英語です。

 

脅かすように書いてしまいましたが、

実際にTOEIC何点以上とか、資格が必要なわけではありません。

英語が苦手なクルーもたくさんいます。

体感としては、中学校の基本的な英文法が身についていれば、

問題ないかと思います。

 

英語の資格は必要ありませんが、

スパですので、それぞれの技術の資格は必須です。

マッサージに関していえば、

国際資格もしくはそれに準ずる国内の資格です。

 

私が持っているのは、オーストラリアで取得した

Remedial Massage (国家資格)

ITEC (国際資格)

このふたつが該当します。

 

ただ、これは当時の話で、

今は条件が変わっているかもしれません。

特に日本での採用では。

 

あえて、参考URLなどは載せません。

自力で調べてみてください。

自分で考えて動く、なんとかする。

私が考える、船で働くために必要なもうひとつの条件です。

 

自分の力で頑張ったその先に、

素晴らしい世界が広がっています。

 

船では、ただ待っている人を、誰も助けてはくれません。

でも努力している姿を見ていてくれる人はいます。

どうしても行き詰まった時は、素直に助けを求めてください。

その時に、救いの手を差し伸べてくれる人はたくさんいます。

 

一度でもクルーズ船スパに憧れた方、

ぜひ挑戦してください。

現状を鑑みると、気安く勧めるのは無責任かもしれません。

この先いつ落ち着くのか、

いつクルーズ船がお客様を乗せることができるのか、

先が見えない状況です。

でも、乗ったことがある人にしか見られない世界があります。

待つ価値も、

それまでにできる準備もたくさんあります。

諦めないでください。

応援しています。

 

 

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追記

英語能力について、マーリンズテストという英語の試験があることを思い出しました。

私は面接がオーストラリアだったのと、会社の対応が杜撰だったため、一度も受けろと言われなかったので、どんな内容かは分からないのですが、合格しないと船には乗れないはずです。